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松伯亭あづま荘に新たにユニバーサルデザインのスペースが完成!
2023/08/12

松伯亭あづま荘に新たにユニバーサルデザインのスペースが完成!

    天童温泉ユニバーサル化プロジェクト
    高齢者、子ども、障がいをもっている方、健常者、国内外どなたでも利用しやすい温泉地を目指し、2021年からハード面・ソフト面の整備を進めています。

天童温泉一体となって、宿や飲食店、観光施設などユニバーサルデザインを軸に改修していますが、松伯亭あづま荘もそのひとつ。

猫女将がいる宿ならではの遊び心満載の改修ポイントを散りばめながらあづま荘が提供するユニバーサルデザインのスペースをご紹介します。


今回リニューアルしたのは2箇所。1つ目は、貸切風呂の新設。2つ目は、ラウンジの新設です。

貸切風呂は、小さなお子様から高齢の方までどなたでも入りやすい設計になっています。ここにユニバーサルデザインが取り入れられています。

小さなお子様も「大人だけじゃなくてぼくたちだって温泉に入りたいんだ!」と言わんばかりの底が浅い桶タイプの浴槽もあります。


着替えたり、休んだりできる広々としたお部屋が備わっており、ゆとりある空間と時間の中で過ごすことができます。


お手洗いも改修され、車椅子のままでもお入りいただける広々とした設計に。安心して利用できる施設があるのは嬉しいですよね。


次にご紹介するのは、ラウンジです。名前は、CHICHIRIN TERACE。

「ちちりん」とは「まつぼっくり」を意味しており、あづま荘のシンボルの一つだった「まつぼっくり」をイメージして作られています。


特に、ひな壇を段々状にすることで、まつぼっくりの笠をイメージ。どこからでも初代から引き継がれた日本庭園をお楽しみいただくことができます。


セルフドリンクコーナーもあるのでのんびり快適に過ごすことができるでしょう。友人同士での談笑や家族会議ができそうなスペースも!


この他にも、専用のスモーキングルームや階段下のスペースを使った秘密基地などが新たなに誕生し、さらに過ごしやすい宿になっています。


オーナー高橋和也社長にお伺いしました。

ーー改修していて印象に残っていることはありますか?

とにかく自分が利用した時楽しくなるような「遊び心」の詰まった物を作りたくて、デザイン時から細かい所まで自身で手を加えてあります。

結果として私の悪い癖がたくさん出た改装箇所になりました(笑)

特にあづまヌックは若旦那の部屋とスタッフに揶揄されるくらい私の癖が出ていますが、後悔はしていません。

苦悩して考えた末に出来たラウンジ、喫煙所、貸切風呂、あづまヌック、どれも愛着があり、今後も多くの方に利用していただくのが楽しみです。

ーーご利用いただく方へメッセージをお願いします

老若男女世代を超えて利用しやすい、またこの場所に来たくなるような愛される空間を作りたくて今回の改修工事に着手しました。

今回のユニバーサル改修は、バリアフリーを取り入れながらメインの対象を「家族」にしました。

小さい子どもが使いやすい、世代間家族で集まりやすく楽しい、母親と子どもが寝た後の父親の一息つける場所として利用して欲しい!など、小さい子どもを持つ親としてあったら良いなと思う物を全部詰め込んだつもりです。

あづま荘にご宿泊の際はどなたでもご利用いただけますので、改修した施設をお楽しみいただければと思います。

    基本情報
    松伯亭あづま荘
    山形県天童市鎌田2-2-1
    TEL 023-654-4141

    宿泊代
    2名1室利用、1泊2食の場合のひとりの料金
    17,000円(税別)〜
    ※プラン内容、休前日、年末年始、お盆、連休等によって料金が変動します

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