天童温泉ユニバーサル化プロジェクト
高齢者、子ども、障がいをもっている方、健常者、国内外どなたでも利用しやすい温泉地を目指し、2021年からハード面・ソフト面の整備を進めています。
天童温泉の一番東に位置する栄屋ホテルに新たな客室が誕生しました。
半露天付きセミダブルベッドの和洋室とユニバーサルデザインのセミダブルベッドの洋室の2ルームです。
今回は、こちらの客室それぞれの特徴とオーナーの想いをお届けします!
半露天付きセミダブルベッドの和洋室は、長期滞在者向けの客室として2022年6月にリニューアルしました。
和室スペースと洋室スペース、さらにはリビングスペースもあるので用途に応じて客室内で優雅にお過ごしいただくことができます。
ベッドはシモンズ製で、寝室からは舞鶴山を遠くに望みながら天童温泉の南側の街並みを望むことができます。
お部屋奥には半露天風呂と湯上がり処を備えてあり、くつろぎの空間が確保されています。
なお、こちらの客室のお風呂は、沸かし湯です。温泉ではありません。
ユニバーサルデザインのセミダブルベッドの洋室は、その名の通りどなたでも使いやすいオールフラットのひろびろとした客室です。
こちらも2022年6月にリニューアルされました。
段差をほとんどなくし、使いやすさを重視したユニバーサルデザイン設計になっています。
客室内は広い空間になっていて、開放感のある造りです。こちらのベッドもシモンズ製。
天童木工の家具も配置され、空間を彩っています。
フローリングの奥には、かけ流しの炭酸泉風呂と湯上がり処があります。
お部屋のお風呂は温泉ではありませんが、炭酸泉を客室で、温泉を大浴場でお楽しみいただくことができます。
オーナーの山口宰さんにお伺いしました。
ーー今回の新客室のこだわりは?
「花は、長期滞在向けの仕様にするために色々考えました」
「和室、洋室、リビングルームをつくって用途に応じてお過ごしいただける空間を心がけました」
「紅は、お風呂の広さ。そして、1度の滞在で2つの泉質が楽しめるようにあえて、客室のお風呂は炭酸泉にしました」
「温泉は大浴場をご利用いただければと思います」
「客室全体については、バリアフリーを意識してオールフラットにしました」
心地よい居住空間になっていて、連泊する時に重宝する客室だと感じました。
あえて温泉ではなく、炭酸泉になっているところも工夫のひとつですね!
ぜひ、栄屋ホテルお越しいただければ幸いです。
基本情報
栄屋ホテル
山形県天童市鎌田2-3-16
TEL 023-653-3151
text&photo:鈴木誠人